グローバルな成長の基盤を築く
安井建築設計事務所

業界を牽引する建築設計事務所の
ブランドマネジメント
- ブランド戦略
- ブランド管理
- Web
- グラフィックデザイン
コーポレートアイデンティティの刷新以外でも、Eat Creativeは安井建築設計事務所のパートナーとして、さまざまな企業コミュニケーションをデザインしてきました。国内外で認知度と企業イメージを高める資産やタッチポイントを多数制作しています。
創業100周年にあわせ、公式ウェブサイトの大幅なリニュアールにも取り組みました。デジタル空間上の本拠地が、ダイナミックで魅力的なフラッグシップサイトとして生まれ変わっています。
ウェブサイト刷新で重視したのは、安井建築設計事務所が手掛けた建築作品のポートフォリオをユーザー体験の中心に据えること。クリックしてページを開いた第一印象から、ユーザーは安井建築設計事務所の歴史、多様性、デザインへの献身を体現した建築プロジェクトの実例に引き込まれます。直感的に操作できるインターフェースによって、ユーザーはサイト内を移動しながら未知の情報に出会い、新しい発見の喜びを感じられるような設計になっています。
ウェブサイトのコンテンツは、英語、日本語、中国語の3言語で開発しています。経験豊富なトランスクリエーターたちと密接に協力し、直訳調を避けて各言語のニュアンスを大切にしました。安井建築設計事務所の考えを誤解なく伝え、読者の文化も考慮しながら、すべてのユーザーに一貫性のある情報を届けられるように配慮しています。
ウェブサイトのデザインは、ミニマリズムを中核としています。安井建築設計事務所の建築作品に見られる明快さ、精緻な意図、落ち着いた洗練などのデザイン思想をウェブサイトにも反映させることで、時代を超えて説得力を維持するフレームワークを構築しました。ブランドの一貫性を強化し、使いやすさを重視し、コンテンツ(プロジェクト、アイデア、レガシー)が前面に押し出されるようにしています。
エレガントで親しみやすく、安井建築設計事務所らしい先見の明も感じられるウェブサイトは、企業の物語と建築作品を最善の形で提示できるプラットフォームです。
業界屈指の実績をアピールするため、Eat Creativeは重要なプロジェクトにフォーカスした小冊子の企画作成も担当しました。潜在的なクライアントやパートナーに対し、安井建築設計事務所の設計思想や開発プロセスを説明できる便利なツールです。

その代表例である『対話力は設計力』は、各建築プロジェクトの背景を解説した小冊子のシリーズ。施主と建築家の情熱や細部へのこだわりを深堀りし、プロジェクトと周辺コミュニティとの関係にも焦点を当てています。
この小冊子は伝統と現代性を橋渡しするようなビジュアルで、伝統的な日本の美学と現代的な印刷デザインを融合させています。上質紙に縦書きの日本語で印刷され、安井建築設計事務所らしい伝統工芸への敬意を表現。大胆な写真レイアウトや重層的な建築図面を組み合せ、設計の重要ポイントを解説しながら読者を実際の建築工程に引き込んでいきます。

デザインだけでなく、各冊子は綿密なリサーチの成果物でもあります。設計者やプロジェクトチームにインタビューを重ね、実際の施設にも足を運びながら、設計時に直面した課題や解決策について掘り下げます。このような没入型の編集方針によって各プロジェクトの特徴を明らかにし、地域社会への影響を視覚言語によって深く理解できるようになっています。
この『対話力は設計力』シリーズは、単なるプロジェクト紹介を超えて、安井建築設計事務所の持続可能な価値観と、社会へのアプローチを表明する窓のような役割を果たしています。
他のさまざまな分野でも、Eat Creativeは、幅広く安井建築設計事務所の活動をサポートしてきました。企業理念にもつながる同社初のCSRレポートのコンテンツ支援、社内コミュニケーションの円滑化、ブランディングに関するツールやテンプレートの開発などを通して、明確な企業イメージの発信に寄与しています。