アイデンティティの刷新で成長を加速
安井建築設計事務所

次の100年を見据えたアップデート
- ブランド戦略
- ブランド管理
- Web
- ビジュアルアイデンティティ
安井建築設計事務所は、1924年に創業した組織系建築設計事務所。サントリーホール(東京)、大阪瓦斯ビルヂング(大阪)、京都競馬場(京都)、九州新幹線長崎駅舎(長崎)など、日本を代表する数々のランドマークを設計してきました。公共性の高い大型建築の設計が、時代を超えて高く評価されています。
安井建築設計事務所のクリエイティブなパートナーとして、Eat Creativeは10年以上にわたる戦略的なブランディングをサポートしてきました。ブランド資産やコミュニケーションツールの開発を通して、安井建築設計事務所の認知度を向上しながら、ワールドクラスの人材を獲得していくのが目標です。国内外でのプレゼンスと安定した人材獲得は、企業の長期的な成長に不可欠な要素。新規事業の受注やグローバル市場での競争力維持に直結します。
安井建築設計事務所のコーポレートビデオ(Eat Creative制作)では、建築プロジェクトを通した問題解決における3つのアプローチを紹介しています。
安井建築設計事務所は、2024年に創業100周年を迎えました。この節目の年にあわせ、Eat Creativeはコーポレートアイデンティティの刷新という重要な任務に取り組みました。日本を代表する組織系建築設計事務所としての地位を将来にわたって確保し、時代を超えて末永く信頼され続けるためのリニューアルです。企業のレガシーを伝えながら、イノベーション、適応力、グローバルな視野をアピールし、将来への大志を示すのがプロジェクトの目的となりました。
Eat Creativeが主導したのは、「継続と進歩」をテーマにした包括的なブランドの刷新です。大きな変更点のひとつは、和文ロゴと英文ロゴの併用をやめて一本化したこと。新しい企業ロゴの運用には複雑さも伴い、誤使用やブランド価値の毀損といったリスクに配慮する必要がありました。そこでアイデンティティの構造を簡素化し、英語表記に統一することで国際市場におけるプレゼンスを強化しました。

安井建築設計事務所の経営陣は、やや時代遅れに感じられるえんじ色のコーポレートカラーにも変更を望んでいました。そこでやや彩度を上げ、全体のビジュアルアイデンティティにあたたかさ、躍動感、モダンな感性を加えています。また企業として主張すべき「テクノロジー」と「環境」を企業価値に結びつけるため、新しいサポートカラーも導入しました。

企業名や主要なコンテンツに使用されるタイポグラフィも、グローバルブランド開発を支援する上で重要な役割を果たします。日本語と英語のコンテンツ用に、読みやすさとバランスを重視して選んだオープンソースのフォントを指定しました。クリーンでモダンなフォントシステムの導入によって、言語やチャンネルが変わっても一貫した独自性が打ち出せるようになりました。

安井建築設計事務所は、次の100年に向けて新たな歴史を歩み始めています。刷新されたコーポレートアイデンティティが、その価値をいかんなく発揮できるようにEat Creativeは今後もサポートを続けます。ウェブサイト、ソーシャルメディア、内部文書、商用印刷物に込められたメッセージを通して、安井建築設計事務所の大志とエネルギーは次の100年にも響いていくことになるでしょう。
Eat Creativeには、クライアントのビジネスの本質を見抜く眼があり、時間をかけて育む深い洞察力がある。グローバルな視点に基づく経験と知見は豊かで、切り込みは明瞭で新鮮であり、いつも期待以上の手ごたえをもたらしてくれる。その成果はクライアントが自らの足元を見つめ、そして未来に向けて語りかけ、歩み出す勇気を与えるものだ。Eat Creativeは、喜びに満ちた旅を続けるための、唯一無二の同行者と言えるだろう。
安井建築設計事務所 代表取締役社長CEO
佐野吉彦
安井建築設計事務所のウェブサイトや印刷物の事例は、こちらをご覧ください。