東京の街にスイスを再現
在日スイス大使館
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スイスとの国交樹立150周年を記念したイベントをトータルプロデュース
- ブランド戦略
- イベント
- グラフィックデザイン
- ネーミング
日本と欧州は、互いに重要なパートナー。日本とスイスの貿易額だけでも、年間160億米ドル(2兆円以上)にのぼります。そして2014年は、1864年に日本とスイスが通商友好協定を結んでからちょうど150年という記念すべき年。在日スイス大使館は、次の150年に向けて両国の関係を深化させようと考えていました。その核となるのは、若い世代の日本人がスイスを身近に感じられる3日間のイベントです。
日本・スイス国交樹立150周年イベントの名は「スイスデイズ(SWISSDAYS)」。主催者の在日スイス大使館は、イベントの会場デザインや広報など運営の全般をEat Creativeに依頼しました。さまざまなステークホルダーを巻き込み、多彩なステージプログラムや出店で賑わう祝祭の総合プロデュースです。
イベントの魅力を力強く打ち出すため、Eat Creativeは当初から一貫した視覚言語の創出に取り組みました。あらゆるタッチポイントで表現できる「スイスらしさ」を定義し、企画から開催までのプロセス全体でイベントへの期待感を高めます。晴れやかなアニバーサリー、国際的なビッグイベント、新しい発見の宝庫といった催事の魅力がトータルなデザインに反映されました。
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特に重要なブランド資産となるのは、「スイスデイズ」のビジュアルアイデンティティ。誰もが受け入れられるスイスのイメージを土台に、意外性のある新鮮な視覚表現が必要でした。そこでEat Creativeは、スイス国旗の白十字をダイナミックに解釈した立方体のモチーフを開発。ブロック構造で4次元化したスイスのシンボルが、イベント会場でのユニークな空間構成を可能にしました。
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東京を象徴する六本木ヒルズの一角が、円形のスイス村に変貌します。中央ステージでは、音楽、アート、スポーツのイベントが観衆を魅了。背後には巨大なブロックスクリーンが設置され、特別制作の映像が投影されます。客席を取り囲むように、スイスの有名ブランドや飲食品のブースが軒を連ねる会場構成です。
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スイス大統領を迎えた開会式での一場面。
イベント開催までの準備期間は約1年。会場設営や広報を円滑に進めるため、Eat Creativeはクリエーター、エージェンシー、サプライヤーの複雑なネットワークを管理しました。日本の地方自治体、民間スポンサー、スイスの政府部門などのステークホルダーとも連携を強化します。
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そして待望のイベントが、2014年2月に開催。ウェブサイト、SNS、外部メディアなどで大勢の観客を動員し、会場の印刷物やデジタル資料で来場者を案内しました。ステージでは有名なスイスのミュージシャンやスポーツ選手がパフォーマンスを披露し、スイス大統領や日本政府関係者もお祝いに駆けつけます。隣のグランドハイアットホテルではガラディナーが催され、3日間のメディア露出は広告価値に換算して約200万米ドル(1億7000万円)を超えました。
日本とスイスの外交史を振り返りながら、未来への発展を約束した楽しい国際イベント。両国の関係強化に寄与する光栄なプロジェクトになりました。